車間40メートルで渋滞抑制?

車間40メートルで渋滞抑制 16日、中央道で実験 「ガソリン節約にも有効」

お盆休みのUターンラッシュを迎える16日、最長30キロの渋滞が予想される中央自動車道上り線の小仏トンネル(東京・神奈川)周辺で、西成活裕東大准教授(渋滞学)が、車間距離を40メートル以上取って渋滞の発生を抑える運転方法を実験する。さまざまな渋滞の原因や解消法を研究している西成さんによると、先頭車がブレーキをかければ後続車もブレーキを踏み、次々と連鎖。後続車の速度が落ち、いずれ停止するというのが、渋滞発生の仕組みだという。理論上の計算では、40メートル以上の車間距離があれば、必要以上にブレーキを踏まずに走れるため、渋滞は起きない。(上記、産經新聞の記事から引用)

結果が楽しみな実験ではある。が、たしか、数ヶ月前に、「車の密度一定以上になると他の外因がなくても自然に渋滞が発生する」という研究を読んだような気がするので、もともと車の数が多いUターンラッシュの場合は、実験者の車6台のみが40メートル以上距離をとっただけではあまり効果がないのではないかなという気がする。他の車に割り込まれたりしないのだろうか。実験中、とか表示するのだろうか。いっそのこと、「ここから実験区域です」とか表示して、他のドライバーにも協力してもらったら面白いかもなあ。お盆休みのUターンラッシュにそこまで心の余裕があるドライバーはいないかもしれないけれど。

追記:あったあった。自然渋滞の文献。杉山雄規教授らの研究。