Saladitos(サラディートス)

コンビニで、なんとなく日本を彷彿とさせる懐かしい見かけのお菓子を目にした。名前は「Saladitos(サラディートス)」といい、スペイン語であることからしてメキシコのお菓子であるらしいと推測。英語の説明では「Dried Salted Plums」(つまり干し梅)とかいてある。一緒にいた友人はご両親がメキシコ出身なので知っているのではないかと思い、「これどんな味?」と聞いてみるが、釈然としない答えが返って来たので、その場では買わずに去った。

帰り道にまたコンビニに立ち寄った時、その友人がSaladitosを二種類買ってくれた。梅干し/干し梅みたいなものだろうと予測しつつ、車の中でさっそく口に入れてビックリ。衝撃の塩辛さなのである。口の中に入れておられずに吐き出してしまった。

よくよく栄養成分表示を見てみたら、なんと一粒当たり5グラムの塩分が含まれており、アメリカの基準で、一日に必要な塩分の 244%を摂取できてしまう驚愕の食べ物。*1

そして、もう一種類のサラディートスは、まだ開封せずに残っているのだが、こちらはもっと恐怖な「Chili & Limon(唐辛子、ライム、レモン)」風味のサラディートス。あの塩辛い梅が、更にチリパウダーでぎっしりコーティングされている。

今朝、ネットでサラディートスについて調べたら、どうやら、正しい(というか、普通の)食べ方は、サラディートスをオレンジやレモンなどの果物の果肉に押し込み、塩を溶かして、果物と一緒に楽しむものらしい(Wiki参照。いずれにせよ、メキシコという国には、一度是非行ってみたいものだ。ますます愛着が湧いてしまった。

*1:アメリカの推奨塩分摂取量は一日2400mgであるので、日本よりもかなり低い。日本は「一日10g 以下」であるようなので、日本の感覚で言うと、一日に必要な塩分の半分がサラディートス一粒で取れてしまうということになる。それにしても、それだけ、日本食は塩気が多いのだな。