その3

GREはどのくらい大切か。

英語が母国語でない場合、GREの点が悪いのは仕方ないけど、受験では不利。QuantitativeとVerbalが主に重視され、大学院側も最近は昨年の合格者の平均点、レンジ、中間点などを公表するので参考に。心理系はだいたい平均600点前後のようです。
出願数が多い大学ではGRE足切りをしている場合もあると思う。逆に、幅広く素質をみてくれる学校もある。各学校のwebsiteなどでよく研究するといいです。私のGREは必ずしもよくありませんでした。Quantitativeは780-800くらいなのにVerbalがどうも470-500といった感じ。
今回受けた中で、Penn StateはGREだけでは判断しない、と明記してあり、自分が書いた論文を送るように指示がありました。また、University of TexasのEl Paso校は、El Pasoという街の性質上、バイリンガルの受け入れ率がもともと高い学校なので、Verbalのスコアが低いということ自体はそれほどネックにならないようでした。SDSU/UCSDのJoint Doctoral Programでは、私が思うに、コネが働いたのだと思いました。私の指導教授がSelection Committeeにいたため、彼女が推薦してくれたのだと思うのです。そこで結論。

  • GRE以外は文句なしの成績にしておく。
  • 今、アメリカの大学で勉強しているならば、できるだけ色々な教授にかわいがってもらう。いざというときに助けになります。
  • 今、日本にいて、アメリカに来たい、と思っているのならば、指導してもらいたい教授にコンタクトをとって、印象づけておく。
  • 学会発表や論文などの業績を作っておく。

でもやっぱり、GREのVerbalが低いというのはマイナス点です。もし、本当に素質があるのだったら、言語の壁など努力で克服できるのではないか、と言われてしまうし、GREのプレップコースなどをなぜとらなかったのか、と言われてしまう。相手に付け入らせる弱みを与えているようなもの。今回これで、面接で非常に嫌な思いをしました。だから、スコアがいいにこしたことはないです。