臨床実習

今日は今学期最後の臨床実習のスーパービジョンが終わって、肩の荷が下りたので、アメリカの大学院の臨床心理学はどんなのですか、という、mixiなどで時々頂く質問に答えてみます・・・今回は臨床実習について。

私の学校では、1年生の時はコースワークのみ、2年生から臨床実習が始まりました。一年間に100時間の”direct client contact hours" が必要です。なので、4-5人のクライアントを担当し、それぞれのクライアントと毎週一回セッションを行います。今は訓練生なので、指導教官がつきます。うちの学校では、学生ひとりにつき二人の指導教官がつき、毎週月曜日には、1人の指導教官につき2時間ずつ、スーパービジョンが行われます。スーパービジョンには、セッションを録画したビデオを持参し、うまくいかなかったところ等について助言をしてもらったり、セラピーの計画を立てたりします。ビデオをみたり、参考書を読んだり、レポートを書いたりしていると、だいたい週に15時間くらいは取られてしまいます。

セラピーの手法だけでなく、セラピストとして、知っておかなければならない法律的、倫理的な事も同時に学びます。