超個人的なことですが

数カ月前にアルコール分解酵素についてのゲノタイプをしていただいた結果が届きました。

You are heterozygous (one variant allele:ADLH2*1/*2) at the aldehyde dehydrogenase (ALDH2) loci [アセトアルデヒド脱水素酵素] and you are homozygous (two variant alleles:ADH1B*2/*2) at the alcohol dehydrogenase (ADH1B) loci .[アルコール脱水素酵素]

だそうです。
この教授のグループが最近出した論文はコレ。アブストはコチラ（http://alcoholstudies.rutgers.edu/journal/march05/） から。
Cook, T. A. R., Luczak, S. E., Shea, S. H., Ehlers, C. L., Carr, L. G., & Wall, T. L. (2005). Associations of ALDH2 and ADH1B genotypes with response to alcohol in Asian Americans. Journal of Studies on Alcohol, 66 (2), 205-212. [アジア系アメリカ人における、アルコールへの反応においてのALDH2とADH1Bの関連について]

...Among participants with the ALDH2*1/*2 genotype, those with the ADH1B*2/*2 genotype were more likely to experience alcohol-induced vomiting and to report feeling less “great -overall” 30 minutes after ingestion of alcohol than those with the ADH1B*1/*2 genotype. （つまり私のタイプはADH1B*1/*2の人に比べて、気分が悪くなったり嘔吐したりしやすいらしい。）

アルコールの分解について調べると、だいたいALDH2の方がよく取り上げられていて、ALDH2*2/*2は不活性、ALDH2*1/*2は低活性と言われてるけど、この研究で、ALDH2が低活性の人においてはADH1Bがどうなっているかによって、アルコールへの反応が変わって来る事が分かった。それから、アメリカ原住民の中にも、ALDH低活性型の人たちが存在するそうだ。ネイティブアメリカンは、ベーリング海を渡って行ったモンゴロイドの子孫だという説を裏付ける証拠のひとつと考えられているようだ。