やせている人は炭水化物をたくさん食べている The thinnest people eat the most carbs

アメリカではLow Carbダイエットが大流行だけど、American Heart Associationの学会でのLinda Van Hornの発表によれば、高タンパクの食事と体重の間には正の相関があるとのこと。今の風潮のもとで炭水化物は一様に悪者扱いだけど、炭水化物というのは何も、イモや砂糖ばかりではないのであり、野菜や果物を忘れてはいませんかという指摘も。また、良い食べ物、悪い食べ物、というのがあるわけではなく、ポーションサイズ(一人分としてサーブされる量)や全体のバランスが大事、という、当たり前のような結論に達する。当たり前のように私には見えるけれど、体重で本当に困っている人たち、健康が害されている人たちには、これはとても重要な情報なのかもしれない。
まだ彼女の論文が手に入っていないので、なぜ高タンパクだと体重が重いのかについての考察は読んでいない。でも、私が思うには、炭水化物が体に蓄積されやすいのは本当かもしれないが、結局のところ、どれだけカロリーを取ったかというところが大事で、しかも、脂肪から来るカロリーというのが一番怖いのだと思う。高タンパク且つ低脂肪という食生活がアメリカで出来るのか、あるいは、一般的アメリカ人がそれを続けることができるか、と考えると、そこが難しいのでは。タンパク質をとるには、肉、卵、魚、大豆などが必要だ。肉好きのアメリカ人が、低脂肪の豆腐を毎日食べるかといったら、そんなことはあり得ないと思う。だから高タンパクにしようとした結果、ついでに脂肪とかの摂取が増えてしまうのではないでしょうか。