フレンチパラドックス(フランスの逆説)

nohunohu2004-03-11

フランス人はあれだけおいしいものを食べ、年間肉消費量はヨーロッパ一位、バターなど動物性脂肪もあれだけとっているのになぜ肥満になったり、心臓の疾患で死んだりする数が少ないのか。これに関しては赤ワイン説など様々あるけど、この前読んだ論文。Rozin et al. (2003) によればフランスとアメリカを比べた場合、フランスの方がポーションサイズ(一人分としてサーブされる分量)が少なく、しかもフランス人は食事に長い時間をかける。結局食べる量はアメリカ人より少ないけど、それで満足する。

人は、料理がそこそこ美味しければ、出された量を食べてしまう傾向があるそうです。気をつけよう。

Rozin, P., kabnick, K., Pete, E., Fischler, C., & Shields, C. (2003). The ecology of eating: Smaller portion sizes in France than in the Uniterd States help explain the French Paradox. Psychological Science, 14 (5), 450-454.