Residency

アメリカの大学では、その州の住人(resident)であるかどうかにより、授業料に大きな差が出てくる。外国人というステータスなら、永住権を取らない限り、何年その州に住んでいようが、residentとなることは出来ない。なので、外国人もやはりnon-resident(out-of-state)となる。たとえば、私の行っているSan Diego State Universityではout-of-stateだと、すべての学生に平等に課される1500ドル程のregistration feeの他に、一単位当たり339ドルのtuition feeが上乗せされる。だいたい一学期10単位くらいはとるだろうから、residentに比べて3000ドル以上の出費になるわけ。更に授業料の高いUCSDでは、もろもろ含めてresidentの学生は3150ドルくらいのところ、non-residentの学生は8150ドルほど払わなければならない。しかもUCSDは三学期制だから、一年分で考えると、ものすごい差である。

そういうわけで、永住権を取ったなら、residencyを確立取得することが絶対にお勧め。residencyを証明するためには、その州に1年以上住んでいたということを証明しないといけない。証明には、免許証、車の登録証、住んでいる家の契約書、光熱費等の請求書、税金の年末調整の書類、雇用の証明、銀行口座の証明なんかが必要で、これらの日付が一年以上その州に住んでいることを証明する。永住権を取った場合は、グリーンカードの発行日から、residencyを確立する資格が得られるようになる。つまり、グリーンカード取得から一年後にresidencyへ応募して、認められればresidentとして安い授業料で学校にいくことができる。なので、永住権をもらえそうな段階にきたら、光熱費の請求書その他の書類を、気をつけて保存しておいた方が良い。また、学校によって、必要な書類が違うかもしれないので、あらかじめ、どのような書類が証拠として認められるのか調べておいたら良いかもしれない。(UCSDの書類のひとつに、「地元の店や教会などのメンバーシップ」という項目があって、わたしは教会にも行ってないし、ジムのメンバーでもないし、ビデオ屋のメンバーでもないので困った。とりあえずグローサリーストアのメンバーカードは提出できたけれど。)