Inside the great battles: Iwa Jima

ヒストリーチャンネル。教科書だと、一文で「硫黄島玉砕」っていうあの戦いなのですけど、50分の興味深い番組でした。アメリカ軍と日本軍の体型の違い、携帯している食料、装備、一人当たりの火薬の量、精神面での違い。アメリカの海兵隊(マリーンズ)は「生き延びろ」と教えられる一方、日本人は「降伏は恥、国の為に死ぬのが名誉」と教えられる。当時の日本兵の平均身長が、私と同じというのにはちょっとびっくりした。アメリカ兵より相当小さかったのだな。
当初4日で制圧できると考えていたアメリカ軍は結局一ヶ月を費やすことになりました。戦争を礼賛してるわけではないですけど、単純に、日本みたいに、資源がなくてちっちゃな国が、アメリカを相当苦しめた訳で、実はがんばっていたんだなと思いました。日本の本土から援軍が来ないと知りながら(下級の兵士たちまで知っていたかどうかは分かりませんが)戦わなきゃいけない。しかし一方のアメリカ軍は次から次へと新しく援軍、火薬、装備が来るわけで、なんか悲壮でした。防戦一方の日本軍は食料だってつきていっただろうし。
ひとつ気になったのは、「死ぬつもりで戦う日本兵は手強い敵だった」と言ってたけど、その裏に、みんながみんな死にたかったんではなくって苦悩していたってとこまで(わだつみとか読むと伝わってくるけど)やってほしかった。